歯科的アプローチで無呼吸症候群を改善します

当院では「スリープスプリント」という器具を使って、無呼吸症候群の改善に取り組んでいます。

睡眠時無呼吸症候群メタボリック症候群患者の約50%が睡眠時無呼吸症候群だと言われています。睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に何回も何十秒も呼吸が止まってしまうため、睡眠が不十分となり、日中の眠気、仕事の能率低下や居眠り運転など、社会生活にさまざまな支障をきたします。

また、長期にわたって症状が続けば、高血圧、不整脈、心臓病、糖尿病などを誘発し、記憶力や思考の低下を招きます。

当院では、そんな睡眠時無呼吸症候群の改善のために、「スリープスプリント」という器具をつかった治療をおこなっています。「スリープスプリント」は低コストで携帯に便利。患者さんからは、いびきの回数、無呼吸の回数が減り、睡眠も十分取れるようになったと喜んでいただいています。

スリープスプリントの効果、特徴

睡眠時無呼吸症候群体にやさしい保存療法
スリープスプリントは寝るときに口に装着するだけで、すぐに治療がスタートできます。そのため、外科的治療のように体に傷をつけることがありません。また、薬物療法のように副作用の心配もない、安全で体に優しい治療法です。

弊害がありません
睡眠時無呼吸症候群の治療では、大きな装置を使ったり、操作が難しかったりするものですが、スリープスプリントではそういうことが一切ありません。マスク療法の場合はのどが乾燥しますが、そういう弊害もありません。

携帯に便利
スリープスプリントは、時と場所を選びません。口に入る大きさですから携帯もしやすく、旅行などにも持ち歩くことができます。また、口の中に入っているので、同室の人にいびき治療を気づかれることもありません。

比較的安価である
スリープスプリントは手術やマスク療法に比べて、非常に安価です。マスク療法は、いびき症には保険適応ではありませんので、装置に数十万円かかりますが、スリープスプリントは2004年4月から「医科で睡眠時無呼吸症と診断され紹介された歯科医院」に限って健康保険の適応になりました。

●こんな方はスリープスプリントが合いません
残念ながらスリープスプリントは、あらゆる方に適応するわけではありません。次のような方には、スリープスプリントによる治療は効果が望めません。

1、自分の歯が20本未満の方
スリープスプリントはご自分の歯に固定します。そのため、残っている歯が少ないと治療ができません。

2、歯周病のひどい方
歯周病がひどければ、いくら歯が残っていても治療ができません。また、インプラントの周りの骨が少なくなっている人にもできません。

3、アゴが前方に8ミリ以上移動できない方
スリープスプリントは気道を広げるためにアゴを前方に移動させます。そのため、少なくとも8ミリくらい前に出せる人でないとアゴが痛くて入れていられません。

4、顎関節に異常がある方
下アゴを治療によって前に引き出すため、アゴに異常がある場合は、なんらかの障害が起こる可能性があります。使用はおすすめできません。

5、鼻づまりがひどく、鼻呼吸が十分にできない方
スリープスプリントは口を開けている状態では効果がありません。そのため、十分な鼻呼吸ができない方にはおすすめできません。

6、寝つきが悪く、神経質な方
スリープスプリントを入れることで過敏になり、違和感をもち、寝ることもできなくなってしまう人には、適切な治療が行えません。

7、扁桃の肥大が著しい方や、口蓋垂が大きい方
まずは耳鼻咽喉科で外科的な処置を受けてください。それでもいびきや無呼吸が改善されない場合は、スリープスプリントによる治療を受けましょう。

8、18歳未満の方
18歳未満の方の場合は、アゴが発達途上です。アゴの発育にあわせて2~3か月に一度、調整や再製作の必要があります。

いびきは、どうしてかくの?

睡眠時無呼吸症候群いびきのメカニズムとは
いびきはどうして起こるのでしょうか。いびきは、「上気道」と呼ばれる鼻腔から喉頭までの空気の通り道のどこかが、なんらかの理由で狭められたことでおこります。上気道が狭められると、呼吸したときの空気抵抗が大きくなり、粘膜や分泌物が振動してしまうからです。この振動音が、いびきの正体です。

いびきによって、さまざまな疾患を引き起こす可能性があります
気道が狭められれば、当然、空気も十分に通りません。酸素不足は脳の働きに悪い影響をおよぼし、集中力が落ちたり、記憶力が低下したりするほか、ひどくなれば脳卒中や脳梗塞の原因にもなります。

また、体内の酵素が不足して二酸化炭素が増加すると、血液が酸性に傾き、血中のブドウ糖の量を調整しているインスリンの分泌が悪くなります。これは糖尿病の第一歩です。循環器や呼吸器にも負担をかけるので、高血圧症や不整脈、心筋梗塞、心不全、また最悪の場合には突然死を招くこともあります。

こんないびきは危ない!

睡眠時無呼吸症候群疲れているときやアルコールを飲んだときなどにかくいびきと違い、頻繁にいびきをかく状態を「習慣性いびき症」といいます。習慣性いびき症は重大な病気の元凶となる危険性があるため、改善する必要があります。

習慣性いびき症の人は全人口の20~30%、中高年では40~60%にも上るとされています。決して他人事ではありません。まずは家族や友人などに話を聞き、自分のいびきの状態を確認しましょう。もしあなたが、これからご紹介するようないびきをかいていれば、注意が必要です。

【危険ないびき1】音がときどき止まるいびき
大きないびきをかいていたのに、ピタッと突然やんでしまい、 静かになってほっとしていると、しばらくして急に再開されるいびきがあります。実は、いびきが止まっている間は、呼吸そのものが止まってしまっているのです。

この、睡眠中に呼吸が数十秒間も止まる発作をひと晩に何十回も何百回も繰り返し、そのたびに反復して大いびきをかくものを「睡眠時無呼吸症候群」と言います。

【危険ないびき2】大いびきや、かき続けているいびき
大きないびきは、それだけ体にかかる負担も大きくなっています。いびきは、空気の通る気道が狭くなればなるほど、つまり空気の抵抗が大きくなればなるほど、大きな音になります。ですから、大きないびきをずっとかき続けているのは、心臓に大きな負担をかけていることになるのです。

また、息を吸うときにも吐くときにも、ずっといびきをかき続けている人も体に大きな負担をかけています。これらのタイプの人は朝起きたときに、寝て体を休めていたはずなのにひどく疲労感があります。

【危険ないびき3】子どものいびき
小学生以下の小児が習慣的にいびきをかく場合は、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。小児の場合は、睡眠中に酸素が十分に行き渡らないことから、成長不良や知能の低下などを引き起こす可能性があります。ひどいときは小児突然死にいたることも考えられます。

【危険ないびき4】突然かき始めたいびき
今まではいびきをかかなかった人が急にいびきをかくようになったときには、要注意です。体に何か変調をきたしていることが考えられます。また、体の変調がいびきの音の変化となってあらわれることもあるので、いびきの音が変わった場合にも注意が必要です。

例えば、脳溢血で倒れた人が大いびきをかいて寝るというような事例は、ご存じの方も多いのではないでしょうか。老化によってもいびきをかくことがありますが、お年寄りがいびきをかくようになってからボケ始めたという場合もあるようです。

カウンセリングをおこなっております

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